赤坂熱供給株式会社

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東京都心部初、グリーン水素活用で「脱炭素社会」実現へ

地球温暖化の防止や気候変動の緩和のため、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする「脱炭素社会」の実現は、社会全体で喫緊の課題です。

そこで弊社では、東京都心部の地冷会社で初となる「グリーン水素を活用した熱源設備」による、新たな熱供給事業を開始します(2026年1月に運用開始予定)。
再生可能エネルギーを用いて水から作られたグリーン水素は、化石燃料由来の水素と異なり、冷温熱製造過程でのCO2の排出を削減できます。また安全性が高く、都心部地下という制約のある場所で大量かつコンパクトに貯蔵可能なことも魅力です。

SDGs政策を掲げるTBSグループの一員として、“非化石エネルギーへの転換”を求める「改正省エネ法」(2023年4月施行)などに対応しながら、今後も新しい施策を検討してまいります。

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安定した会社運営で、安全を未来につなぐ

地域冷暖房システムの施設は、TBS放送センターと赤坂Bizタワーの地下に広がっています。巨大なボイラーや冷凍機、発電機を備える2つのプラントでは、専任スタッフが24時間365日集中管理を行い、安全にエネルギーを作り出しています。
多くのスタッフがより良く働ける人的環境を整え、設備の点検・修理・更新を確実に行うことで、安全な事業を継続して未来につなげるよう、サステナブルで安定した会社であることを大切にしています。

また、世界の潮流を見据えた事業を展開する一方、赤坂地域への貢献も重要視しています。将来的には、災害時に使用できるシステムや防災対策の増強をはじめ、TBSグループとして赤坂地域の人々を支えるためのさまざまな施策を実現していきたいと考えています。

エネルギーを身近に考える機会を提供したい

赤坂の地下プラントに巨大な機械が並び、パイプが入り組んでいる様子は壮観です。お問合せのうえ、ボイラーで燃える炎や発電機の大きな音など、エネルギーが生み出される現場を、ぜひ一度体感にいらしてください。
今後は安全性を担保したうえで、ほかにもボイラーに絵などのアートを施したり、ドラマなどTBSコンテンツのロケ地として活用したり、と弊社の事業を身近に感じられるような構想を練っています。

生活に欠かせないエネルギーについて気軽に考えていただける機会を提供することが、カーボンニュートラル政策の重要性、地域冷暖房の果たす役割についての深い理解につながるのではないでしょうか。

今後も、弊社は赤坂地域の都市環境を支え、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

代表取締役社長 髙木 盛正